病院について知ろう!

診療科目ごとに看護師の仕事内容を紹介

看護師の仕事内容を診療科目別に見てみよう

看護師の仕事内容を診療科目別に見てみよう

配属される診療科目によって看護師の仕事は異なります。そこで、診療科目ごとの仕事内容や看護師に求められる役割について紹介していきます。どの科が自分に向いているかの参考にしてください。

内科

内科

内科と一口に言っても、消化器内科や循環器内科など内科の中でも細かく区分されているため、自分の配属先で扱う診療科目の勉強が必ず必要になってきます。患者の状態についても回復期からターミナル期まで様々なので、それぞれに適切な看護ケアがなにかを考えて行動していかなければなりません。慢性期疾患の治療を長期にわたって行っている患者は長い入院生活でストレスがたまっています。そういった患者とコミュニケーションをとり、少しでも治療の苦しさを緩和させてあげるのも大切な役割です。人と接するのが好きで、忍耐強い性格の人に向いている診療科目です。

外科

外科

手術によって患者の状態が回復する様子を間近でみることができるので、それがやりがいになっている看護師が多いようです。体が不自由な状態の患者が多く、そういった人たちのケアをしていきます。そのため、ナースコールの回数が多いという特徴があります。重い障害を持って入院する患者の看護にあたることもあるため、心のケアも大切です。高い判断力と行動力が求められる診療科目です。

小児科

小児科

小児科は看護師に人気のある診療科目です。ただし、決して楽なわけではありません。子どもはまだまだ自己表現がうまくできないので、状態の変化をしっかり見極めなければなりません。また、子どもの親とコミュニケーションをとる必要があります。経験の浅い若い看護師が相手だと、子どもを預けるのが不安だという心情からクレームを入れてくる親も少なくありません。それでも、最後には元気になって家族と一緒に退院していく子どもをみるのは非常に大きな喜びとやりがいにつながります。

産科

産科

産科のなかでも特に新生児特定集中治療室(NICU)が不足しているため、そこで働く看護師のニーズは非常に高いです。障害を持っていたり、未熟児として生まれてきた子どもが患者となります。そのため、緊張感を持って状態を見守っていく必要があります。言葉を発することができないので、細かい観察力や高度な技術が求められます。また、心にダメージを負っている母親のケアも重要な仕事となります。

精神科

精神科

精神科は薬による治療が中心です。患者の回復に向かって環境を整えていくことになりますが、ほかの病気とは違って数値が目に見えるわけではないので難しい部分が多いです。患者とのコミュニケーションが症状に直結するため、慎重に接していかなければなりません。