病院について知ろう!

診療科目による配置基準などの違い

病院とクリニックの違い

病院とクリニックの違い

ここでは、病院とクリニックの違いについて詳しく紹介していきます。入院患者数やスタッフの配置基準など、病院とクリニックでは大きな違いがあります。また、働くうえでどのような違いがあるのかについても知っておきましょう。

入院患者数

入院患者数

クリニックは他にも診療所、医院などの呼称がありますが、法律上の種類は一緒です。医療法では20人以上の患者が入院可能な医療機関を病院としています。そのためクリニックは入院できる患者が19人以下か、入院設備自体がない医療機関です。2017年の時点で日本国内には8,429の病院、101,782のクリニックがあるとされています。101,782あるクリニックの中で入院設備があるのは7,397のみとなり、実際にはほとんどのクリニックが入院設備を持っていません。

スタッフの配置基準

スタッフの配置基準

入院患者の数のほかに、病院とクリニックの大きな違いとして挙げられるのがスタッフの配置基準です。療養病床を設けているクリニックであっても、医療スタッフの人員配置基準があるのは看護師(および准看護師)と看護助手だけです。そのため、病床がないのであれば医師のみを配置していれば開設が可能なのです。また、クリニックは医師自らが開設するイメージがありますが、あくまで開設にあたって「配置」が義務付けられているので、開設自体は医師じゃなくても可能です。そのため、医療法人や市町村が開設しているクリニックも存在します。
その点、病院の場合は看護師や看護助手だけではなく、薬剤師、規模によって栄養士、科によって診療放射線技師、理学療法士、作業療法士など多くの医療スタッフを配置する必要があります。特に、高度な医療の提供や研究を行う特定機能病院や地域医療を支える地域医療支援病院などでは、一般病院と比べると多くの医療スタッフが必要です。

教育体制や勤務体系

教育体制や勤務体系

働くうえでの大きな違いは、教育体制です。多くの病院では先輩看護師がマンツーマンで指導を行うプリセプター制度や各種研修制度が設けられています。これは人員が揃っているからこそ可能な体制であり、クリニックにはない魅力です。しかし、診療科によっては夜勤や土日の出勤があるのでプライベートの時間を確保するのは難しい面があります。その点クリニックは診療日と時間が決まっており、お盆や年末年始が休みというのは魅力的です。給与面では夜勤がある分病院のほうが高いでしょう。

ちなみに

ちなみに

意外と知らない人も多いのですが、以前までは診療費が病院とクリニックでは違いました。病院は初診料が2,550円でしたが、クリニックは2,740円で若干高かったのです。しかし平成18年度に法律が変更され、現在は病院とクリニックどちらも2,700円となりました。